©YJP(撮影 クルー村上)
「街全体をステージに」という発想でスタートして、今年で13回目を迎えた日本最大規模のジャズ・フェスティヴァル「横濱 JAZZ PROMENADE 2005」(主催:横濱JAZZ PROMENADE 実行委員会、共催:横浜市)が、無事終了致しました。
今年は小雨が時折降るあいにくの天気の中、10月8日(土)・9日(日)の2日間をコアとして開催しました。内外で活躍するジャズ・ミュージシャンから学生や市民のアマチュア・ジャズ愛好家までが、多彩なライブを繰り広げ、各地からご来場の音楽ファンの皆様には、街中に溢れ出る「ジャズ」を堪能していただきました。
59会場(2日間でのべ116会場)を舞台に、309ステージ(過去最大)を展開、のべ1,850名(過去最多)のミュージシャンが演奏を行ない、観客数も過去最高の約123,000人を数えました。
©YJP(撮影 大河原雅彦)
また、ハリケーンによる壊滅的な打撃を受けた、ジャズ発祥の地・ニューオーリンズを救済するための義援金を募りました。オリジナルグッズの売上の一部を義援金に充て、プロムナード当日には各会場に義援金箱を設置。8日にはオール・ナイト・ジャムセッションを開催し、多くのアーティストにご参加いただき、総額160万円余りの義援金をニューオーリンズへ送りました。
そして、一般公募の市民の方々、約200名と共に市内の地域ジャズ・フェスティヴァルのスタッフを併せ300名を超えるボランティアスタッフが、「横濱JAZZクルー」として活躍するなど、今回も市民・企業・行政が一体となり「横濱JAZZ PROMENADE2005」を、作り上げ、大成功させることができたことを、何よりも感謝しております。?
©YJP(撮影 クルー長澤)
Photo:ICHIKAWA Yukio/JAZZ LIFE
今年の特集は、「ギター・サミット」と「ヴォーカル4レディース」と題した夢の競演のステージ。「ギター・サミット」では、日本の新旧のトップギタリストが一堂に会しました。山木幸三郎、澤田駿吾、潮先郁男、中牟礼貞則、宮之上貴昭、細野よしひこ、高嶋宏、菅野義孝、岡安芳明、道下和彦といった錚々たる顔ぶれ。世代を超えた熱いステージが繰り広げられました。 「ヴォーカル4レディース」では赤坂由香利、五十嵐はるみ、高樹レイ、平賀マリカの人気上昇中の女性ヴォーカリストが、個性溢れる歌声で満員の聴衆を魅了しました。 海外からは、ミケル・ブラームがビックバンドを引き連れて、キューバからは、セサール・ロペスが登場し各会場を沸かせました。日本が世界に誇るピアニスト・秋吉敏子も二日間にわたって登場。今年も豪華で贅沢な出演者によって、多彩なステージが展開されました。