「街全体をステージに」という発想でスタートし、今年で第11回を迎えた日本最大規模のジャズ・フェスティバル「横濱 JAZZ PROMENADE 2003」(主催:横濱JAZZ PROMENADE 実行委員会、共催:横浜市)が、無事終了致しました。
今年は、例年通りJAZZの似合う秋に開催を戻し、国内外から多くのお客様集まる三連休中の、10月11日(土)・12日(日)の2日間をコアとして、国内外の一流ジャズ・プレイヤーから学生や市民のジャズ愛好家まで、幅広い出演者による多彩なライブを繰り広げ、全国各地からご来場の音楽ファンの皆様には、街中に溢れるジャズをお楽しみいただきました。2日間で38会場(延べ75会場)220ステージに、220組延べ1,600名のミュージシャンが演奏を行ない、観客数は、過去最高の約98,000名を数えました。
今年の特集は、最近注目を集めている北欧のジャズシーンを紹介、スウェーデンからビッグバンドと名ピアニスト、デンマークからは女性ヴォーカルを招聘しました。その他、海外からは、オランダ、ドイツ、チェコ、ケニアのバンドが出演、日本のミュージシャンとともに、プロムナードのためのスペシャルステージを展開し、大いに盛り上がりました。
また、昨年オープンしたばかりの大さん橋ホールでは、はじめてとも言える本格的なコンサートを行ない、多くのお客様がキューバのリズムに酔いしれました。
その他、関連イベントでは、情報文化センターでの、歴史的フィルムの上映会や、新しく提携したジャズライブスポット・参加ジャズクラブによるスペシャルサービス、映画など様々な企画で街全体を盛り上げました。
そして、一般公募の市民方々、約270名共に市内の地域ジャズ・フェスティヴァル(本牧・旭・都筑・港南)のスタッフを併せ350名を超えるボランティアスタッフが、「横濱JAZZクルー」として活躍するなど、今回も市民・企業・行政が一体となり「横濱 JAZZ PROMENADE 2003」を、作り上げ、大成功させることができたことを、何よりも感謝しております。
港の新名所「大さん橋ホール」で行われたキューバ特集(カリビアン・ブリーズ・オーケストラ)
日本を代表するピアニスト板橋文夫と彼がアフリカ(ケニア)で出会ったミュージシャンとの再会ステージ
客席をおおいに沸かせた、北欧の歌姫カトリーン・マッヅセンとボーヒュースレン・ビッグ・バンド(関内ホール大12日)
絶妙なアンサンブルで魅せた「向井滋春4Trombones」(開港記念会館11日)
ベテラン健在、復帰した世良譲(2月他界)の心に染みるピアノ(関内ホール大ホール)
キリンビアビレッジでは、誰でも親しめるデキシーランド・ジャズで多くのお客様を集めました。
大勢の人を集めたランドマークプラザとドックヤードガーデン。